おぎメイド批評第2回「成果主義ではなく、頑張る子が報われるシステムを」

正直、おぎメイドは日によって、当たりはずれがある。
大変失礼な話なので、従業員の前では云わないにしても、
「今日は当たり」「今日ははずれ」という会話がなされることは
顧客の中ではよくあること。


どうせはしろう派のことだから一推しの子がいれば
当たりなのだろうと思ったら、それは大間違いで、
一推しの子以外の子が誰かということで、
当たりはずれは大きく左右される。
一推しの子とばかり話をする訳にはいかないし、
そもそも一推しの子との会話は真剣勝負なだけに疲れることも
多かったりする笑。


また、一見さんがはずれの日のおぎメイドに来て、
それでおぎメイドはこういうお店だというネガティブな
感想を持たれることは常連として非常に悲しいこと。


これらを防ぐためにもこういったムラはなくす努力を
しなければならない。


そして、常連にとって、シフトが公開されていれば、
事前に当たりの日を選んで行動することができるが、
はずれを引くリスクを負わされている以上、
はずれと思われる日がなくなるようにすることが求められる。
顧客にはずれと思わせないためには、顧客に当然楽しんでいって
もらわなければならない訳だが、そのようなインセンティブ
乏しい。これが従業員にとって努力をしないほうが得をする
という構造になっている。


かといって、おぎメイドで評価がなされていない訳ではなく、
店での態度や評判などによって、経営サイドによって従業員は
評価され、その結果は「希望のシフトに入れるか入れないか」
ということに表れる。しかし、その評価基準は不透明な上に
評価の結果(希望のシフトに入れる)も、これが努力の成果
なのか、偶然に希望者がいなかったからなのかも不明で、
努力が評価されるシステムも評価が反映されるシステムも
機能しているとは言い難い。


努力の評価というと、賃金を成果主義にするなどという
安易な改革を連想されるかもしれないが、拙速な改革よりも
筆者はここで、金曜のイベントDAYの強化を提案したい。


・イベントの責任を従業員に持たせて、その日のシフトを
提案者に一任すること。
・ある程度のイベント予算を付けてあげること。
・その予算を上回るイベントグッズや特別メニューの
売上げがあったなら、その企画に参加した従業員に平等に
ボーナスとして利益を分配すること。特にイベントグッズの
売上げなど店側の原価がないものはすべて従業員に
バックすることが望ましい。
・シフトを公開するかしないか等の方針も責任者となった
従業員に一任すべきであろう。楽しむことを目的にする
ことも、利益の分配を目的にするイベントにすることも
可能なシステムにしなければならない。
・最初はお店が指名した子に主催させて、スムーズな
スタートを図ることが必要であろう。


このように文化祭の出店のような形を毎週行うことで、
顧客に満足してもらう文化をお店に育むことが重要では
ないだろうか。また、従業員同士の連帯感を生み出す
だけでなく、顧客も一部協力することによって、
その関係も深まるのではないか。
イベントをどうやって成功させるか、どうして失敗した
のか等を考えさせ、頑張って利益の分配に与ることも、
従業員も共にお店を繁盛させていこうという文化を醸成
させることになるのではないかと思われるのである。